
-型枠工事とは
建物の強さや美しさを決める

型枠工事は、コンクリート建造物の形を決める、とても大切な仕事です。
学校や大きな病院などは鉄筋コンクリートで出来ています。それは鉄筋という骨をコンクリートという筋肉で包んだ構造です。しかしコンクリートは固まるまではドロドロの液状で言うことを聞きません。それを設計図通りの寸法、形状にするのが型枠です。図面に基づいて型枠を作成し、現場に搬入してパズルのように組み立てます。コンクリートが入ると6~12t/㎡という側圧、荷重がかかるので破壊しないようにしっかり固定します。型枠が出来上がると上からコンクリートを入れます。このときはコンクリート圧送屋さん、とび土工さん、左官屋さんが主役です。天井は左官屋さんが真っ平らにコテでおさえます。そして再び墨出し、鉄筋・・・・となります。
コンクリート打設が完了すると強度が出るまで一定期間養生します。養生期間は季節(気温)やコンクリートの性質で違いがあります。
一定の強度が出たら今度は型枠を解体します。建築の場合は一般的に型枠解体専門の解体屋さんに依頼します。型枠を解体すると設計図を立体にした構造体が出来ています。
基礎が出来れば次は1階、その次は2階、その次は3階・・・・と繰り返し上にあがって行きます。
完成した後には見えない部分ですが、建物の強さや美しさを決める大きな役割を担っています。

型枠工事の流れ
①拾い出し(職長)
施工図を元に型枠製作に必要な加工図を描きます。


➁加工
加工図を元にコンパネ、サン木を使用し型枠を製作します。



③墨出し・台付け
柱、壁など実際に型枠を建てる墨を出し、不陸調整のための台付けをします。



④型枠建て込み
墨出し、台付けに合わせ型枠を取付けをします。下げ振りを用いてミリ単位の調整をします。




⑤締め付け
角パイプを使いコンクリートの側圧に耐えられる様に型枠を締め付けます。




⑥梁掛け
地上で組んだ梁枠をクレーンを使用して上部に配置しパイプサポートで受けます。




⑦スラブ枠
拾いで描いた配置図通りに大引、根太、サポートを施工する。




⑧通り直し、マトメ
側圧、重量に対しての型枠の弱点の補強、精度の確保を行う。



⑨con打設
コンクリート打設中も精度の確認を行いながら相番を行う。



⑩解体
コンクリートの強度が出た後、型枠の解体、搬出、片づけを行い終了となります。



